定時で帰ると
- 自分の時間が増える
- 仕事が効率的にできるようになる
- 健康的に生活することができる
学校の先生方の中には夜遅くまで残って仕事をしているかたも多くいます。また、夜遅くまではないものの定時を過ぎてからも仕事をされる先生がほとんどではないでしょうか?学校はそれが当たり前の状況だと感じます。学校の先生はやるべき仕事が多いと感じられているかもしれません。「子どものため」「生徒のため」と考えると、あれもこれもとなってしまいます。さらに、何時まででも仕事が終わるまで学校に残って仕事ができる、と考えているとやることをどんどん増やし、そして家に帰るのが遅くなっていくことになります。
ここで定時で帰ると自分の中で決めてみてはどうでしょうか?時間に限りができます。するとできることにも限りができます。限られた時間の中で本当にしなくてはならない仕事・優先順位の高い仕事・自分の成果のほとんどを占める仕事が見えてくるようになります。すると効率的に仕事ができるようになってきます。自分が考えている大事な仕事が終わらなくても帰ります。大体の仕事は終わっていなくてもなんとかなります。うまく乗り切れます。さらに、終わらないことで自分の仕事の進め方や仕事の内容について反省し、次に活かすことができるようになります。この繰り返しでより大事な仕事を選べるようになり、仕事のやり方もうまくなっていきます。最初はとても難しいかもしれません。でも取り組んでいくとどうにかなります。そして、定時に帰ったあとはゆっくりと自分のしたいことをする時間が取れるようになって毎日がより充実していくと思います。余裕のある生活が送れるようになり、ストレスや疲れも減少していき、また食生活や睡眠の質も改善されていくので健康的になっていきます。自分の時間が持てたり健康的になったことで、さらに仕事の質も高まっていく好循環が生まれてきます。充実した人生を送ることができるようになります。
私は以前は残業160時間していました。生徒会や部活などいろんな仕事を任され、生徒のために頑張らないと、と思い色々なことをやっていました。気づけばいつも帰りは21時を過ぎ、朝は5時過ぎには行く生活をしていました。土日は部活でほとんど時間が潰れていました。食生活は乱れ、体重が大幅に増加し、睡眠の質も下がっていました。こんな生活をしていて良い仕事ができるわけがないと、今振り返ると思います。
今は残業をすることはほぼありません。自分の意志としても残業をするつもりはないのですが、定時で学校をでないと保育園の迎えに間に合わなくなるため強制的に残業ができない状況を作っています。人は弱い生き物です。気づくと「これくらいはいいか」と甘くなったり、流されたりします。それができないように環境を整えました。強制的に残業ができないので限られた時間内に何をどのように進めるかをよく考えます。特に時間がかかるのは教材研究ではないでしょうか?考えれば考えるほど「あれがいいかな?それともこれがいいかな?」となっていきませんか?以前の私はそうでしたが、今はほとんど時間を使わないようにしています。「80点の授業でいい」と自分に言い聞かせて、また実験的な要素を自分で取り入れながら試すつもりで授業をやっています。さらに、私は授業はアイデアが大切だと考えていますので常日頃から本を読んだりして知識や思考の幅を広げたり、ぼんやり散歩をしながら考えたりなど日々が教材研究につながっています。他の仕事も同様にまずは完成させることを大切にして、机ではほぼ考えずに、散歩や読書をしながらアイデアをつくっていくことで学校での時間を減らしています。おかげで、家で家族と食事を楽しむ時間がつくれています。また睡眠時間も十分に確保できているため、毎日健康に過ごすことができています。
限られた仕事時間しかないので「失敗したな〜」「仕事終わらなかったな〜」と思うことはもちろんあります。しかし、それはそれでいいと思っています。その後、なぜ終わらなかったのか、をしっかりと振り返り、次の仕事から修正すればいいのです。すると仕事が徐々にうまくなっていきます。必要な仕事としなくてもいい仕事が見えてきます。残業ができるとこの振り返りが生まれないように思います。事実、以前の私はこんな考えをしていませんでしたし、考える余裕がなかったです。
最初は定時で帰ると仕事が終わっていない感覚で嫌かもしれませんが、なんとかなることがほとんどです。しかし日々仕事の内容ややり方を振り返る余裕ができます。毎回仕事を修正していくことで、必要な仕事としなくてもいい仕事、成果の出る仕事と出ない仕事などが見えてきます。やり方も上手くなっていきます。するとなんの問題もないように毎日が過ごせるようになっていき、自分の時間が作れます!ぜひ定時で帰ってみませんか?
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