睡眠時間を削って働いている先生方、しっかり眠ってみませんか?

しっかり眠ると

仕事の効率が上がり、残業が減る

感情が安定し、生徒との関係が良くなる

健康的になり、毎日を気持ちよく過ごせる

 

 学校の先生方は、本当に忙しいです。やることが多く、終わらない仕事を抱えて家に持ち帰り、夜遅くまで作業をしている先生も少なくありません。「もう少し頑張れば終わる」「今日は寝るのが遅くなってもいい」と、睡眠を削って働くことが当たり前になっていませんか?さらに、朝は早く出勤しなくてはならないため、結果として睡眠時間が5時間、6時間と短くなっている先生も多いと思います。「忙しいから仕方ない」と思っているかもしれませんが、実はその睡眠不足こそが、忙しさの原因になっている可能性があります。

 睡眠時間が短いと、仕事の効率は劇的に下がります。同じ仕事でも、しっかり眠った日と寝不足の日では、かかる時間が大きく違います。寝不足の状態では、考えるスピードが落ち、判断力も鈍り、ミスも増えます。結果として、仕事に時間がかかり、また夜遅くまで働くことになる。そして、また睡眠時間が削られる。この悪循環に陥っている先生は、本当に多いと感じます。「睡眠を削ってまで頑張る」のではなく、「しっかり眠ることで仕事の質を上げる」という発想に切り替えると、人生が変わり始めます。

 

 以前の私は、睡眠を完全に犠牲にして働いていました。朝は5時過ぎに学校に行き、夜は21時を過ぎるまで残業。家に帰ってからも仕事をすることもあり、睡眠時間は5時間あれば良い方でした。「若いから大丈夫」「みんなこんなものだ」と自分に言い聞かせていましたが、振り返ると、心も体もボロボロでした。日中は常に頭がぼんやりしていて、判断ミスも多く、感情的になることもありました。生徒に対しても、些細なことでイライラし、怒鳴ってしまうこともありました。今思えば、それは私自身の問題というより、睡眠不足が引き起こしていた状態だったのだと思います。健康診断の結果は年々悪化し、体重も大きく増えていきました。それでも、「仕事を頑張っているから仕方ない」と思考停止していたのです。

 転機は、自分の働き方を見直し始めたことでした。育児休業やコロナ禍で時間に余裕ができたとき、改めて自分の生活を振り返り、睡眠の大切さに気づきました。本やYouTubeで睡眠について学ぶと、睡眠不足がいかに仕事や健康に悪影響を与えるかが、科学的にもはっきりと分かりました。それからは、「睡眠時間を確保すること」を生活の中心に据えるようになりました。具体的には、夜は早く寝るために、夜の仕事を一切やめました。家に仕事を持ち帰らない。寝る前にスマホやテレビを見すぎない。布団に入る時間を決めて、それまでに必ず横になる。これだけで、睡眠時間は大きく改善されました。

 睡眠をしっかり取るようになって、本当に多くのことが変わりました。まず、朝起きた時の体の軽さが違います。以前は重い体を引きずって出勤していましたが、今は朝から気持ちよく動けます。仕事中も頭が冴えていて、判断が早くなりました。同じ仕事でも、寝不足の日と比べて圧倒的に早く終わります。感情も安定し、生徒や同僚に対してもイライラすることが減りました。夜にしっかり眠って、朝の散歩で体を整えてから出勤すると、1日を穏やかに過ごせるようになります。睡眠は、単なる休息ではなく、最高の仕事道具だと感じています。

 しっかり眠るためには、「夜のうちに仕事を終わらせる」発想ではなく、「眠るために夜の仕事をやめる」発想が大切です。仕事は無限に湧いてくるので、いつまでもやろうと思えばできてしまいます。しかし、睡眠時間を削ってまでやるべき仕事は、ほとんどありません。今日終わらない仕事は、明日のしっかり眠った頭で取り組んだ方が、結果として早く終わります。私自身、よく経験したのは、夜に頑張って仕上げた仕事を翌朝見直したときに、ミスが見つかったり、内容がイマイチだったりして、結局やり直すことが多かったということです。寝不足の頭で1時間かけて作ったものが、しっかり眠った朝の頭で見ると粗が目立ち、修正に余計な時間がかかる。これでは何のために夜に頑張ったのか分かりません。それなら最初から夜は眠って、朝のすっきりした頭で一気に仕上げた方が、質も時間も圧倒的に良いのです。睡眠を削るのは、長期的には損な選択だと身をもって感じました。

 また、睡眠時間を確保するには、夜の過ごし方だけでなく、日中の働き方も見直す必要があります。定時で帰ること、職員室を出て集中して仕事をすること、やらなくていい仕事をやめること。これらを実践していくと、自然と早く家に帰れるようになり、夜の時間にも余裕が生まれます。そして、しっかり眠れる生活が定着していきます。睡眠の改善は、働き方全体の改善とつながっているのです。

 睡眠時間を削って頑張ることが、誠実さや努力の証のように感じる先生もいるかもしれません。しかし、本当に大切なのは、長く健康に、質の高い仕事を続けていくことだと思います。短期的に頑張るために睡眠を削るのは、長期的には自分にも生徒にも損失になります。先生という仕事は、何十年と続いていくものです。10年後、20年後も元気に働き続けるためには、今からしっかり眠る習慣を身につけておくことが大切ではないでしょうか。

 

 睡眠時間を削って働いている先生方、一度自分の睡眠時間を見直してみませんか?まずは「夜の仕事をやめる」「布団に入る時間を決める」という小さな一歩から始めてみてください。1週間続けるだけで、体と心の変化を感じられるはずです。しっかり眠ることは、自分への一番の投資です。睡眠を取り戻すことから、より良い働き方、より良い人生が始まります。

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