今の仕事に不満があるなら、転職活動をしてみませんか?

 

 メリット

今の仕事の良さを再認識できる

自分の市場価値がわかる

自分と向き合うことができ、これからの生き方について考える時間が持てる

 

 今日、学校の先生の仕事は忙しいばかりか、教員になりたい人も減少傾向にある。そのため、業務は一人一人への負担が増えている。さらには、保護者や地域からの過剰な要求に対応したりなど大きなストレスを抱えることもある。そんな中で、教員という仕事に不満が出てくることは当然あると思う。一度は「辞めたい」と考える先生方も多いのではないだろうか。そのままの気持ちで仕事に取り組み続けてもモチベーションはなかなか上がらない。そこでオススメするのは、転職活動をしてみること。転職をしよう、と言っているのではなく、転職活動をしてみることをオススメする。どこかの転職エージェントにお世話になってみよう。転職のプロから様々な話が聞ける。まずは、教員という仕事や働き方の理解が深まる。教員はとても守られている立場だと感じるだろう。有給休暇がまずは多い。さらには、福利厚生も充実している。どんなに不景気だろうが安定した給与がもらえる。しかもボーナスまで。多種多様な仕事を勧められるだろうが、その過程で、教育という仕事について考えさせられる。「私はなぜ教員になったのだろうか」「今の仕事は何が嫌なのだろうか」そこで他の仕事に魅力を感じれば、転職にまで繋げていけばいいと思う。ただ、教員になった理由ややりがいをここで改めて思い出す。すると踏みとどまる人が多いのではないだろうか。 

 さらに、教員からの転職には大きな壁がある。教員は市場価値が低いことである。転職エージェントから勧められる求人はほとんど今の給与よりも低い。教員という仕事が特殊であることや公務員という守られて仕事をしている人が一般企業の成果を求められる厳しい世界で活躍できるか疑問に思われているのだろう。そのため、この厳しい現実を突きつけられて、やっぱり教員で頑張ろう、と思うこともあるだろう。これはある意味、採用している自治体がそれだけの評価をしていると捉えることもできる。自分を高く買ってくれているところで頑張りたい・貢献したいという気持ちも湧いてくるかもしれない。

 また、転職活動を通して、自分の生き方について深く考えることになる。仕事は自分の人生の中で非常に多くの時間を割くことである。その仕事を変えるかどうかは、人生に大きな影響を与える。そのため、おそらく真剣に時間をかけて考えるだろう。様々な条件を比べたり、転職した場合には今の自分の生活や家族の生活はどうなるだろうかと想像する。休みは多いか、勤務場所はどこか、転勤はあるのか、仕事内容はどうなのか、昇進はできるのか、仕事仲間はどんな人がいるのかなどなど。この考える時間を通して、自分はどのようにいきたいのかが少しずつ明確になっていく。すると自分の人生により真面目になれる。真面目に考えた結果、転職したいと思うかもしれない。そのまま教員を続けようと思うかもしれない。どちらの道に進んだとしても、おそらく気持ちの入った仕事ができるようになるのではないかと思う。自分の生きる目的や価値観を理解する時間に転職活動はつながる。

 

 私も転職活動をした時期がある。教員の忙しさやもっと違う働き方があるのではないかと考えて、数社転職エージェントにお世話になった。今は教員をメインターゲットにした転職エージェントもある。何社かのエージェントと面談を行っていく中で教員の市場価値の低さを知った。転職活動をしたのが30代であったが、当時の年収と同程度の仕事を希望すると、どこのエージェントも「厳しい」とのことだった。また様々な条件を比べても教員と同じレベルもしくはそれ以上の提案はなかった。また転職は自分だけの問題ではない。家族にも影響を与える。お金面はもちろん、休みや通勤時間、育児への考え方、そして一般企業と公務員の安心感の違いなど。妻とも話を重ねていき、子供たちも小さいということや将来への不安から、当時は転職をしない決断をした。ただ、この転職活動を通じて、私自身の人生について色々と考えさせられた。特に自分自身は何がしたいのか、ということを考えた。私は、人が成長すること、その成長に貢献できることにやりがいを感じている。さらに、その成長する時間を共有するのが嬉しい、と感じていることを認識することができた。そのため、同じ教員という仕事をしているが取り組み方や考え方は変化した。自分がやりたいことには時間を使い、必要ないと判断したことや重要ではないことについては時間を削っていった。そして、自分の働き方を教員という枠組みの中で変えていった。その結果、仕事に対する満足度も上がっている。

 

 不満が出てくることは仕方がないと思う。そんな時にぜひ転職活動をオススメする。今まで見えなかったことが見えてくる。教員という仕事の良さや自分の市場価値など。その結果、不満が解消されたり、自分の人生を見直す時間になり、活力が湧いて頑張れるようになるはず。一度、転職活動をしてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました