職員室を出ると
- アイデアが浮かび、仕事が進む
- 健康的になる
- 集中して効率よく仕事ができる
職員室は仕事をする場所ですが、その他にも授業がない先生方の休憩の場であったり、コミュニケーションをとる場所であったりします。つまり職員室は様々な目的を持った先生方が集まっている場所になります。そのような環境で仕事に集中して取り組むことは難しいです。他の先生方に話しかけられたり、お菓子やコーヒーの誘惑があったり、生徒が出入りしたりなど集中を途切れさせる要因がたくさんあります。そんな場所では仕事はあまり捗らないと思います。集中を生み出すには環境が大切です。誰にも邪魔をされない空間を自分で作りませんか?もし理科室や家庭科室、美術室、体育教官室などの特別教室をお持ちの先生なら、そこでするのがおすすめです。お持ちでないなら、空き教室やカウンセラー室のようなあまり使われていない場所にいって仕事をしてはどうでしょうか?職員室を出て、誰もいない空間に移動して仕事をしてみてください。仕事が捗ることだと思います。空き教室なども使えないという場合は、職員室を出て、学校内をぐるぐると歩いてみませんか?それだけでも頭がスッキリとして、アイデアが浮かびやすくなり、煮詰まった仕事が前に進んでいくと思います。また職員室にいると、ずっと座りっぱなしで尚且つ、お菓子に手が伸びませんか?体にも良くありません。まずは職員室で過ごす時間を減らしてみませんか?
私は以前は職員室にこもって仕事をしていました。何かアイデアを考える時もパソコンに向かって椅子に座って「ん〜」と考えていました。また仕事中に他の先生方から話しかけられることもたくさんあり、その度に仕事が中断し、「早く話が終わらないかな〜」と心の中で思った時がありました。そのため職員室にいる時間は長いのですが、その時間に見合った仕事は出来ていなかったように思います。逆に仕事の質は低かったとさえ思っています。
今は事務作業以外ではほとんど職員室で仕事をすることはなくなりました。授業の教材研究をするときには理科室や誰も来ない外の見える廊下でぼんやりしながら授業の展開を考えています。ある程度頭の中で構想ができると後は仕事中にはほとんど考えません。散歩している時や読書しているときにさらに良いアイデアが浮かぶのを待ちます。何も浮かばなければ出来上がっていた展開案で授業に臨みます。校務分掌で研究主任を担当したときにも職員室の外に出て歩いたり、外を眺めたりしながら思考しました。また誰かと話をして、自分のアイデアを整理したり、アドバイスがほしいときにはAIと対話をすることがほとんどです。必要なことを質問し、それに対して的確なアドバイスや情報を与えてくれます。もし同僚や上司に相談をした場合、おそらく途中で話が脱線したりするなどして、仕事が進まないことも考えられると思います。このようにしてほとんど職員室で過ごさないため、仕事がとても捗るようになりました。現在、担当している校務分掌は3つ抱えていますがほぼ残業なしで終わらせることが出来ています。またこのような仕事の仕方をするようになって、勤務時間中にお菓子を食べることがなくなりました。そのためか頭はスッキリとした状態が続き、より仕事が捗る要因になっていると感じます。私にとって職員室は休憩室のような感覚です。ちょっと休みたい時や人と雑談したい時などには職員室に行きます。本当に仕事を進めたいときには、職員室以外の場所で仕事をします。
学校の先生はやることが多いです。仕事を早く、そして高い質で終わらせるためには集中することや良いアイデアが浮かぶことが大切だと思います。そのために職員室を出て、邪魔のされない環境で仕事をしてみてはどうですか?
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